斜角筋症候群は、胸郭出口症候群の一つで、首のあたりで神経が圧迫されて出る痛みやしびれ症状のことをいいます。
首の前には斜角筋という筋肉があって、これには前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋の三つがあります。
そのうち、前斜角筋と中斜角筋の間を腕神経叢という神経の束が通っています。
ですから、前斜角筋と中斜角筋が固くなったり短縮したりすることで神経に障害が出ることがあるわけです。
斜角筋をやさしくマッサージするのも一つの方法ですが、斜角筋のはたらきに注目すると別のアプローチもできます。
斜角筋は胸式呼吸時の呼吸補助筋としてはたらきますので、腹式呼吸にかえると休ませることができるかもしれません。
もちろん、ほかの原因も考えられますが、斜角筋症候群かな？と思われた方は、まず自分が胸式呼吸なのか、腹式呼吸なのかをチェックしてみてください。
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