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当院の施術について

施術方針

理学療法を学んできましたので、基本的な考え方は理学療法士のものです。
人体を構成しているのは、骨、筋肉、神経、その他の軟部組織であり、組織になんらかの異常が発生することで痛みが生じると考えています。
そのうち、骨折や炎症、組織損傷や腫瘍など、医療に属するものは医療機関で治療を受けた方がよいでしょう。
もし、上のような症状の場合、もみほぐすことで症状が悪化してしまう可能性があるからです。

骨折や炎症などの問題がない場合で、筋肉のコリなど軟部組織が原因であると考えられる場合、手技療法の適用となります。

ですから、特に初回ご利用の際は、手技療法を適用して良いのかの判断のために、いろいろと質問させていただくことがあります。

筋肉のコリは、筋肉が繰り返し収縮して起こる血行不良が原因の一つと考えています。
血液の循環が悪くなった筋線維は癒着を起こし、痛み物質を発生させます。
また筋肉の収縮力も低下しますので、力も弱くなってしまいます。
さらには、筋力が低下した部分をほかの筋肉がかばうように働き始め、今度はその筋肉が疲れ始めるという連鎖が起きてきます。

ですから、固くなっている部分をしっかり圧迫してほぐし、血行を回復させることで、筋肉の柔軟性を取り戻し、筋力を回復、また可動域の改善につながるものと考えています。

しびれに対する考え方

神経が圧迫されて起こる症状には、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、神経絞扼障害などがありますが、これを神経障害を手技療法で直接的に治すことはできません
ただし、神経の圧迫と複合して、筋肉のコリなどの軟部組織性の問題があれば、これについては改善の見込みがあるわけです。

特にトリガーポイントといわれる筋肉のコリはしびれ様の症状を出すことがあります。
例えば、腰の横についている小殿筋にトリガーポイントができると、太ももからすねの横までしびれが広がることがあります。
こういった痛みには手技療法が適用できますし、効果が期待できます。

しびれなどに対する手技療法の効果はやってみなければ分からないところが確かにありますが、コリほぐしはリスクもあまり高くありませんし、試してみる価値はあると考えています。

施術の内容

主に筋肉などの軟部組織を圧迫する手技を用いています。
問診、触診によって固くなっている組織を探し、母指や肘などで圧迫をすることで柔軟性を回復していくという方法です。
柔軟性を回復した組織は、痛みが緩和するとともに、本来持っていた力を発揮できるようになります。

さらに圧迫を加えたまま、関節を動かすASTR(アスター)という手技も多く用います。
これは局所的なストレッチがかけられるため、細かい所を狙ってほぐすのに非常に有効です。

また、筋膜の固さを感じた場合、筋筋膜リリースを行います。
筋肉のコリだけではなく、皮膚や筋膜の滑走性が低下している場合、こちらを用います。
皮膚や筋膜、筋間など筋肉以外の組織による機能障害も意外と多いです。

痛みが強く、圧迫ができない場合、ポジショナルリリースといわれる手技を用いることもあります。
こちらはソフトに触れるだけで、痛みが緩和してくるという間接法になります。
一旦、痛みが緩和されてきたら、ストレッチをするというようなスタイルで用いています。

ほかにも、必要に応じてストレッチや神経筋促通法(PNF)を応用したテクニック、関節モビライゼーションなども用いています。

やっていない施術

●関節を鳴らす施術
 カイロプラクティックは学んでいませんので、関節を鳴らす施術はやっていません。

●「骨盤矯正」
 もちろん、必要に応じて骨盤の評価はしますが、特別に骨盤にフォーカスすることはありません。
 例えば、腰痛の原因は、腰椎、仙腸関節、股関節、腰まわりの筋肉、筋膜など多くのことが考えられますし、複合している場合も多いです。その一つ一つについて細かく評価をしていく必要があります。
 いろんな推論の中から、評価し、可能性を消去しながら、原因を追究したいと考えています。

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