肩こりがなかなか改善しない場合、前鋸筋の滑走性を上げると効果がみられることがあります。
前鋸筋は肩甲骨の内側から肋骨に付いていますので、ここが固くなると特に肩甲骨の後方への動きが制限されます。
場合によっては、肋骨の動きを制限し、呼吸の困難感が出ることもあります。
筋肉自体のコリをほぐすことも大切ですが、隣り合う筋肉や組織との滑走性を上げることも非常に重要です。
これは筋肉が筋周膜という膜に包まれていることと関係があると思います。
筋肉は筋組織と筋周膜が一緒になって動いているので、筋周膜に制限があると筋肉の収縮力も低下してしまうというわけです。
指先で押さえて前鋸筋と広背筋を分けるように動かしてみてください。肩が上げやすくなりますよ。
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