肩甲骨の動きがなめらかではない、あるいは、肩を動かす時に前の方でゴリッと音がするという場合、鎖骨の動きが低下しているのかもしれません。
なぜ、鎖骨の動きが悪いと肩甲骨に影響するのでしょうか?
解剖から確認してみましょう。
鎖骨は胸の前で、胸鎖関節、そして肩甲骨と肩鎖関節を作っています。
そして肩甲骨と骨の関節を作っているのは鎖骨だけです。
ですから、鎖骨の動きは肩甲骨に大きな影響を及ぼすというわけです。
今回は、この鎖骨についている筋肉のなかでも、動きの制限にかかわりのありそうな大胸筋鎖骨部線維と鎖骨下筋をほぐす方法をご紹介しています。
やり方は簡単です。
鎖骨の下を指先で押さえて、左右に動かすだけ。
上図の筋肉がほぐれるようにしっかりと押さえてください。
ただし、鎖骨の外側の下には腕の神経が通っていますので、腕にしびれのようなものを感じたら、そこは避けるようにしてください。
さらに、鎖骨の上の皮膚をつまんで動かします。
長く鎖骨の動きが悪かった人は、皮膚も張り付いている場合がありますので、こちらも忘れずにチェックしておきましょう。
最後に肩を回してみて再チェックしておきましょう。
いかがでしょうか?
もし肩が軽くなっていると感じたら、このエクササイズの効果があったということになります。
引き続きセルフケアに取り入れてみてください。
みなさまの肩こりや肩の痛みが少しでも軽くなればうれしく思います。
ぜひお試しください。
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